インプラント治療と義歯の違い
2016.04.10
この頃よく聞くインプラント 治療と義歯はどう違うのでしょうか。
簡単に言うとインプラントの方は根っこから作り上げるという感じです。
対して義歯の方は入れ歯という風に解釈して頂ければいいでしょう。
つまり。上側からかぶせているという事なんです。
どちらが優れているとは一概に言えない面があります。
どちらにも利点があるという感じでしょうか。ただ、ある程度しっかり噛めるのはインプラント 治療の方だと言えると思います。
義歯の場合は今現在生えている自分の歯に引っかけるという使い方をする事が多いので、
どうしても噛み締める力に限度というものが存在するのです。
一方、インプラント 治療では、骨にまで埋め込んで歯の根っこを作り上げるわけですから、
元々生えていた歯と同じような感覚でものを噛むことができるのです。
また外見上、特に違和感がないのも特徴でしょう。入れ歯の場合ですと、どうしても引っかけるための金属などが目立ってしまう事があるのです。
その他、費用面や治療期間等で差が出てきますが、それぞれの歯の状況によってどちらにすべきか選ぶようにするといいでしょう。
そのためにもまずは情報収集を怠らない様にしてください。自分の歯なのですから大切にしなくてはいけないのです。
従来の義歯治療とインプラント 治療は全くの別物というわけではなく、人工的な歯を抜けた歯の代わりに埋め込む点においては共通の存在です。
広い目で見た義歯治療の中に、インプラント 治療が含まれているといっても間違いではありません。
その上で従来の義歯治療に比べると、
より生まれながらの歯に近い歯を手に入れられるという特徴が、インプラント 治療にはあります。
本来歯には歯根という強い土台があり、その根が歯をぐらつかせることなく支えているのですが、
インプラント治療はその根の代わりに金属の棒を埋め込み、入れる歯の基礎とすることにより今までの義歯よりも高い安定感を誇ります。
固いものを噛んだら取れてしまった、欠けてしまったというのは差し歯においてはよく合ったことですが、
インプラントではそういった状況にはほとんど陥りません。
人工的に入れた歯であっても、普通の健康的な歯と同じように使用できるのがインプラントのメリットです。
そうして歯に安定を持たせるためには、機能性の高い道具と医師の技術が必要になるので、
一般的な義歯治療の中ではインプラントの治療費は高めです。
私費の治療にもなるので、手軽に利用しようと思ってもできないのが、インプラントの大きな壁となります。
最近は歯を失った場合に、インプラント 治療を行うケースが増えています。
以前は歯を失うと義歯しかありませんでしたが、インプラントの登場により選択肢が増えました。
しかしまだその詳細を知らない人も多いため、どちらが良いのか迷う人も多いようです。
そこで今回は、義歯とインプラント 治療の違いについてご説明します。
まず二つの共通点は、ともに人工の歯である点です。
しかし、その見た目は大きく異なり、インプラントは自分の歯と変わらないような美しさが大きな魅力と言えます。
一方、大きく異なる点は、義歯は取り外しができますが、インプラントはできません。
インプラント 治療は、顎の骨に金属の人工歯根を埋め込み、その上に人工の歯を被せます。
この点が二つの決定的な違いと言え、どちらにするか検討する際のポイントとなります。
義歯の場合、取り外しができますが、長く使うと歯茎の変化で合わなくなり、その際には作り変えが必要です。
しかし義歯の場合は、保険が適用しますから費用面では心配が少ないものです。
希望によっては自由診療で少し高い義歯も作れます。
しかしインプラントは保険適用外であるため、高額費用が掛かります。
また治療は外科手術となるため、リスクが伴います。
口の中の状態や体の健康状態によっては、インプラントができないケースもあります。
そして噛みやすさの点でも違いがあります。
義歯は咀嚼力が弱く、モノが詰まりやすい特徴がありますが、インプラントはそれ以上の咀嚼力があります。
結論として、それぞれにメリットとデメリットがありますので、どちらが良いかは、状況によって違うと言えるでしょう。