インプラントは残っている歯にどのような影響を及ぼすのか?
2016.04.09
歯が抜けてしまうとその隣の歯はそれ自体を支えるものを1つ失うことになります。
基本的に全ての歯は根を有しており、それが歯茎の内部に伸びているために、1本1本は自力での存続が可能なわけです。
それでも物を噛むときには、歯に大きな力が加わります。
そしてそのような力に耐えるためには、隣接する歯の力を借りなければならないのです。
天然歯を1本失うと、他の歯にも影響が及ぶといわれているのはそのためです。
もちろん物の硬さや噛み方次第では、歯が1本抜けただけでは問題ないとう人もいます。
しかし多くの人にとって、天然歯を失って隙間ができてしまうことは、新たな問題を引き起こす原因となってしまうのです。
そこで助けとなるのがインプラント 歯です。
天然歯を失ってしまった箇所の顎骨に土台を埋め込み、そこにインプラント 歯を取り付けることで、
天然歯と変わらない強さで噛むことができる人工歯を持つことができます。
このような強度を有している人工歯ですから、隣に存在する天然歯を支えることも十分に可能です。
このようにインプラント 歯は、失った天然歯をリプレイスするだけではなく、
存在している天然歯が健康でいられるよう助けるという、重要な役割も果たすのです。
歯の欠損は咀嚼力などの低下だけでなく、残存している健康な歯にも影響を与えます。
そのため歯周病や虫歯、さらには事故などの外傷によって歯を失った場合、
早急に入れ歯やインプラントなどを行うことが大切なのですが、こうした治療も残存している歯に影響を与えます。
例えばブリッジは隣接する歯に橋のように固定具を装着しますが、
この際に隣の歯を少なからず削る必要があるので、健康な歯に影響を与えます。
しかし、インプラント 歯の影響に関してはそれほど甚大な影響にはなりません。
インプラントは欠損した箇所に土台を埋め込み、そこに人工の歯を差し込みますが、
これらはブリッジのように隣接する歯にダメージを与えないので、安全に治療を行うことが出来ます。
むしろ、インプラント 歯によるダメージとしては、治療しない場合のリスクの方が高くなります。
人間の骨格は欠損した歯があると、押し出すように歯が移動することがあります。
こうした歯の移動によって、歯並びだけでなく顔の骨格全体が変形してしまうこともあり、見た目にも咀嚼力など機能面でも重大な影響となってしまいます。
そのためインプラント 歯の影響を十分に理解した上で、欠損した歯を放置せずすぐにでも治療を開始することが大切です。
インプラント 歯を作ることによって、見た目を綺麗にすることが簡単に出来ますが、
これによって他の歯に悪い影響が出てしまうのか気になるところです。
実際にはそうしたことはなく、特に問題となることはありません。
やや咬み合わせに影響が出てしまうこともありますので、どれくらいの状態になっているかをチェックして、修正してもらうことも大事になってきます。
簡単に出来るのであれば、インプラント 歯をしっかり合わせられるようにして、問題が無いことを確認してもらうといいです。
しかし難しいようなら、後日治療を行うことになります。
また、後からそうした症状が出てきて、咬み合わせがうまくいっていないと思っているなら、それは修正してもらう必要があります。
一応他の歯に影響は出ないのですが、稀にインプラントが咬みあわせに支障をきたすこともあります。
あまり厳しく考えていく必要はありませんが、安心して利用したいと考えている方は、
インプラント 歯をしっかり見て修正してもらうことも大事になります。
そこまで影響が出てこないので、苦労して考えることはありませんが、
もし何らかの痛みが出たり、炎症が起きてしまうようなら診察を受けたほうがいいです。