前歯にインプラントすることは適しているのか
2016.04.18
インプラント治療は人工歯根というネジのような部品をあごの骨に埋め込み、その上に歯をかぶせる治療法です。
人工歯根には人体との親和性が強いチタンが使用されており、数ヶ月もすると骨と人工歯根とが強く結合するため、
人工歯根が自分の歯の土台のように強い固定力を発揮するようになります。
ここで疑問なのが骨が丈夫な奥歯は大丈夫として、インプラント 前歯 は可能なのかということです。
前歯は人から一番見える部分のため、高い審美性が要求される部分です。
また、外傷などで破損することも多い部位のため、インプラント 前歯 への需要は非常に多いといえます。
結論を言うとインプラント 前歯 はもちろん可能です。
しかし、奥歯と比較すると骨の量が少ないため、高い治療技術が必要になります。
特に、高齢な場合や、歯が抜けてから長期間たっている場合には骨が少なくなっているケースも多く、
治療の難易度は高くなるということができます。
インプラント 前歯 を希望する際には、経験豊富な症例数の多い歯科医師の治療を受けるのがいい方法です。
年間に100以上の症例を担当しているような歯科医師は難しい症例も担当しているケースが多く、いい治療が受けられる可能性が高いです。
笑った時に前歯が綺麗な状態じゃないと良い印象を与えられないと思い、
インプラント 前歯にしたいと思っている方が結構いらっしゃるようです。
一般的に前歯をインプラントにすることは他の歯よりも難しいとされており、その理由はいくつかあるんです。
まず他の歯の部分の奥にある骨よりも前歯は薄くなっているという特徴があって、
その為かなり熟練した歯科医の方にやってもらうことが推奨されています。
インプラントを支えている部分が小さいということは、維持をして行くことが難しいということになります。
しかしインプラント 前歯の治療を数多く行っているベテランの歯科医なら大丈夫かと思われますので、
お近くの定評のある歯科医を探してみることをお薦めします。
また前歯をインプラントにする場合は歯茎の部分が下がって行きやすいという問題もあって、
当然個人差はあるのですが口を開けた時に歯茎が目立ってしまう可能性もあります。
とは言っても極端に歯茎が伸びてしまうケースは極稀かと思いますので、そこまで気にする必要はないかと思います。
インプラント 前歯は適しているのかどうかということになると、多少難しいケースもあるが適さないということにはならないと思います。
インプラント 前歯に行うことは不可能ではありません。
ですがインプラントの中でもかなり難易度が高いため、治療のための歯科医師選びにはより慎重になる必要があります。
奥歯に比べると骨が薄く、さらに見た目にも大きく影響をする部位です。
そのためインプラントの技術だけに留まらず、ビジュアルセンスも兼ね備えている熟練した歯科医師を選ぶことが欠かせなくなってくるのです。
インプラント 前歯治療が適しているかどうかは、治療できる腕を持った歯科医師を見つけられるかどうかという部分が大きくなってきます。
前歯は健康な歯でも骨の厚みがハガキ一枚分程度しかありません。
そしてインプラント 前歯の埋入によって骨吸収が発生するケースが多いので、歯肉が退縮してしまうことも珍しくありません。
ですから歯肉とのバランスも考慮しながらの治療が必要です。
前歯のインプラントは手術中も麻酔のおかげで痛みは感じませんし、術後も通常の抜歯と同レベルで生活にも支障がありません。
ただし難しい手術のため歯科医による影響がとても大きくなります。
前歯のインプラントを検討するのであれば、慎重に歯科医師選びを進めていく必要があることと、
後悔しないように信頼できる歯科医師が見つかるまで手術は先延ばしにしておくことをおすすめします。